ちょっと立ち話 | Happy Birthday | 2001/12

12月始め、夫の誕生日。
何時ものように起きだしてきた夫に「おはよう。」 今日は「おめでとう」をつけ加えた。
「今日で52歳だよ。」
『よくここまで生きてこられたなあ・・・・』 
「?変な事いうのねぇ。大丈夫!あと10年は固いから 笑」
冗談まじりで話したら
『あと15年したら、おやじが死んだ歳になるぞ。』
「そうそう お父さん、お誕生日の後だったから67歳」
「パチンコ好きだったから、逝くのがH.7.7.7だったらよかったのに
H7.7.8 でゾロ目じゃなかったって、笑ったよね。H7.7.7 77歳ならもっと良かった」
たいした深い意味はなかったけれど 夫は笑わなかった。悪い冗談だったかなって朝から反省した。
「今日も遅くなるの?ワインを買ってお祝いするからね。」

ちょっぴりご馳走を作って、酒屋さんでワインを選んだ
辛口で軽いプチ シャブリを選んで、ちょっと考えたあと猫のマークのついた
おなじみの甘口ワイン。一番小さいのも合わせて2本買った。
**千円もするような高価なものではないけれど、これならたぶんいいわ。

夜8時。どうしようか。お父さんをいつまで待つ?
みんなで相談して待たないで夕飯を始めることにした。
なにかあるときにはワインは許可してあるので のんべの子供たちは期待してる。
「お父さんがいないのに先に開けちゃまずいでしょ ねぇ」
『・・・・・・・・でもだいじょうぶ。
 きっとこうなると予想してたから、一番小さいのも買ってあるよ。』
「さすが!!!」ということで、お父さんの席は空いたまま、私と子供と3人で乾杯した。
グラスも一応4個用意して♪お父さん お誕生日おめでとう♪
『なんか死んだ人のお誕生祝いみたいで、寂しい感じだね』
「お母さん!そんな縁起でもないことは言わないのよ。」と娘にさとされた。
盛り上がりには欠けたけれど、グラス1/2ほどのワインでワイワイやっていたら
夫は思ったより早めに帰宅した。待っていればよかったね。しかし
夕飯を済ませたら残りの仕事があるから、また出かけるという。
「この小さいボトルのも味見にちょっと残しておいてあげるけれど、
本命ワインは冷やしてあるから、帰ってから飲んでね。」
結局その夜、本命ワインを開けたのは2時を過ぎていた。
今度は二人だけで♪乾杯!はいご苦労様♪いつも ”ご苦労様”の付け加え。
美味しいね。
ソファーを背もたれ代わりにして、カーペットの上に直接座って
そこら辺にあったピーナッツとイカの揚げせんべいを肴に飲んだ。
しばらくして「こんどいつか二人で美味しいもの食べに行こうね。」って言おうとしたら
何杯も飲んでいないのに、ごろんと横になって もういびきが聞こえる。

いつものHappy Birthday・・・・・To You・・・・・
今日も うたた寝のあなたと私に 乾杯!