ちょっと立ち話 | う〜〜んこ | 2001/10

夏、木陰を作ってくれたケヤキも落葉の季節を迎え、我が家の庭は掃除に追われる。
芝がはってあるので、枯葉が貼りついて結構骨が折れる。きょうもホウキ片手に作業を始めた。
昨日掃きためた枯葉の山。なんか臭う。ネコのウンコかな。
市条例で家庭では焼却してはいけないので、おおきなゴミ袋に詰める。
作業手袋をつけて枯葉をもちあげた。あれっ?
ソックスだ。おや?パンツ?あ〜〜おもらししたパンツが出てきた。
ちょっと失礼・・下痢ウンコがいっぱい付いたパンツ。大きさはサイズ120 ソックスも21cm
この大きさだと、小学一年生くらいの男の子かな。
こんな人の家の庭先に捨てて・・・と思ったが・・・待てよ・・・
ひょとしてこの子・・・・学校の帰りに間に合わなかったにちがいない。
どうにも我慢できなくて、失敗して、
ちょっと入り込んだうちの庭先で汚れたパンツを脱ぎ捨てたのだろう。
汚れたパンツとソックスを枯葉の中に隠して、急いでズボンを履いたその時の気持ちを思うと
可愛らしくて いたいけで、胸が痛かった。

誰にも見つからなかったかな。私も留守でよかったね
おうちまで遠かったのかな
うちにはお母さんが待っていたのかな
汚れたお尻は自分で洗ったのかな
上に履いていたズボンは大丈夫だったかな
玄関先でうずくまって泣たりしてないよね。
お腹痛いの?って誰か聞いてくれたかな。
おかあさん、今日ぼくね・・・・って話が出来たかな?
可愛そうだったけど、ドキドキしたでしょ。
お庭のおうちにあやまりにいこうか。黙っていようね(ふふふ)なんてお母さんも笑ってくれたかな
あれこれ想像しすぎて 他所の子のことながら胸がつまった。

家族みんなで話して、かわいそうなのと、可愛らしいのとで笑ったが・・・・・
私は通りすがりのおばさんです。でも どきどきして困っている子供に出会って
ひょっとしたら助けてもらえるかもしれないって思ってもらえるような
そんな優しい目でいたいです。