ちょっと立ち話 | 私達家族 | 2001/5


何度も登場する夫は本当に忙しい人。
連休前半はお休みにも関わらず、ほとんど仕事場にいたし、
連休後半は当番で、呼び出しの電話も朝から数本あり、遅い朝食をすませて、
出かけて行った。気の毒だと思うが、よくよく考えてみれば、
その忙しさ故、家族でもある私達も気の毒なのです。
子供が小学生のころ、上等なヨーレカのドーム型のテント、シュラフなどなど、
エベレスト登頂さえできそうな程の準備をして、近くのキャンプ場に出向いた。
私、子供3人と犬1匹を携えて?行ったが、
他の家族のような、お父さんが主役の力強いキャンプ風景と違って、
なにやら危なっかしくて、テント張りや食事の準備にみんな全力を出しきって、
翌朝には遊ぶ気力も無いほど疲れ果てて早々に帰宅した。
夫も当然参加していたのですが、深夜遅くにやってきて、
早朝子供が起きだす前に職場にもどった。こんなことは珍しくない。

いろいろな生活の場面で、子供と父親が団子状態で遊ぶという事は、
うちの家庭に限って全く無い。
折りにつけ、このことを子供たちに尋ねてみるのだが、その答えはみんな同じ。
「私達の生活にお父さんはあまり関係無い。
お母さんが何処にでも連れて行ってくれるし、お母さんの方が自由だもの。
お父さんがいない事で、お母さんが機嫌が悪くなる事の方が重大問題。」
生活のキーポイントは、私の機嫌の良し悪しとは・・・・・母親の責任は重大です。
こんなふうだから、なにか頼み事があっても、直接父親に言う事はなくて、
母親である私経由での、お伺いとなる。
父、子お互いが向かい合うことが少ないので、どうにもギクシャクする。
「そんなこと、直接お父さんに言いなさいよ。」というのだが、
『だったら、やめる・・・』となって、やっぱり私経由となる。
父親はぽつんと遠くにいて、母親の私が子供と父親の間を行ったり来たりする。
こんな親子関係は、もう変え様がない。
世の中の理想的な父と子の関係には程遠いかもしれない。
しかし、どう変え様にも、いそがしいことは変えられないのだから、
他所の家庭と比較して不満を言い続けるのは、あまり利口ではない。
なんでも、「他の人と比べない」「先入観を持たない」
他人は他人、私達は私達のやり方!これらを時ある毎に話してきた。
徹底したかどうかは分からないが、
上の子は今年成人を迎え、中は高校2年、末の子は中学3年生になった。
まあ〜なんとも個性的な人達で、家族として収拾するのにてこずることもあるが、
母親としては心配な事だらけでも、個人の私としては、本当におもしろい。
枠にはまらない分だけエネルギーがあると思っている。
時折「世の中の常識とは・・・」と説教することもあるが、全然効き目もない。
それぞれが自分の物差しで自分を判断しているのだから、
世間や他人様の判断に左右される必要もなく、自分達はいつも幸せ。
なんとも、判断に困る幸せ家族が出来あがってしまった。
こんな家族を夫はいつも憂う
「僕がいなければ、この家族は方向性を失う。だから灯台でいつづける
(はっ?灯台ですって?・・・・・・ひょっとして、明かりちょっと暗くない?)
私は答える。『はい、ごもっともです。