ちょっと立ち話 | 花見でデート | 2001/4


日曜日、いつものように仕事に出かけた夫が
夕方五時過ぎ、「お花見に行こう!」と帰って来た。
「(えっ?こんな時間になって、私にも都合が・・・・まっ) 行こう、行こう♪」
子供たちも誘ったが、案の定、答えは「NO」

桜100選にも選ばれている木次土手に2人で出かけた。
到着したのが6時過ぎ、夕暮れ時の桜は見事でした。
お行儀は悪いけれど、たこやきを2つ買って、食べながら歩いた。
「私達老後はどんな生活してるんかなあ。」
『僕はドラムやって、囲碁をやって、』
「私はやっぱりパッチワークしてるかな。別々がいいね。」
「でも一つくらいは何か一緒にしようね」
『うん。子供に手がかからなくなったらゴルフしようっていってたけれど
手がかからなくなったら、今度はお金がないねぇ』

話ながら、ゆっくりゆっくり歩いた。

「桜って、ライトアップされると、なんか妖艶だね」
『ライトの色がオレンジだからだろ。』
「私もオレンジ色の光りを当てると、艶っぽくなるのかなあ。」
『どうだかね(笑)』
「なんか良いことないかなあ」 .『どんなこと?』
「なんか良いこと」
.『いいことだらけじゃないか』
「つーまんない」
『わがままな人だね。』
「なんだと〜(笑)」

家に帰って、
『君の中には、魔女がいる。』
「えっ?」(なんか悪いことしたかなあ)
『僕に魔法をかけたから』
真面目に聞いて、返答に困っていたら
『さっきTVで言ってたよ。(笑)』

いつもの絶妙の切り返しができず、無念。このおかえしは、後日に。