ちょっと立ち話 | 厳冬の官舎の階段で |


2月の大寒の頃、どんよりとした雲が降りていて、さらさらに乾いた雪が舞う朝。
オッハ〜。香取君が、その頃いたとは思えませんが、元気が取り柄の私は、
早々に起き出した。
何か変わったことがあると、無性に元気が出るタチの私は
大雨とか、大雪 大風、その日のように極寒の日、
いつもに増して、ハイパワーが出てしまった。
そのころ、4階建ての官舎の3階にいた私は、うきうきして外に出てみると、
1階までの階段がずうーっと、凍りついている。
こりゃ、みんなが滑るわ!
ピカッ!!名案!
家のお風呂場から、長いホースを持ち出して、階段に水を流して氷を溶かした。
満足して家に帰り、コーヒーの準備をして、
気になっていたので、もう一度階段まで出てみると、
いや〜流した水が、いっそう厚い氷となっていたのです。
責任とらなきゃ・・・
バケツにお湯を入れて、一階までの階段を、氷をとかしながら拭いたのです。
誰もみていないうちに、さっさと終らせよう、と頑張っていたのに、
2階に住む***さんがしっかり見ていた。
ドラマ”家政婦が見ていた”のように。
あれから数年いや、十年以上も経つのに、彼女ったら、
いまでもこのことを持ち出して大笑いする。

>まあ〜ご苦労様っていって家に入ったけれど、
>入った途端、わらいがとまらなくて、涙がでて

そういうときには、お手伝いしましょうか?いうものよ!

>だって、もう終りかけてたもの・・
>好奇心旺盛なのは、人一倍だけれど・・
>そうそう、失敗も多い。
>だから忙しいんでしょ
>静かにしてれば、のんびりできるのに
>あなた、スーパーで、走ってたでしょ

よくまあ、人のことそんなに言えるわね〜

>えっ?あなた自分でも、そう言ってたでしょ

・・・・はい・・・