ちょっと立ち話 | 何事もさらりと・・ | 2001/3

パッチワークの作品を作るときは、作業場?にひとりこもる。
色合わせに苦慮したり、柄合わせに神経を尖らせたり、ただ無心にキルトしたり。
簡単には出来ないが、私の最高に充実した時間が流れる。
最近はほとんどこの作業部屋で過ごしている。
テーブルの横には、ミシン、アイロンがコの字型に据えてあり、
布が溢れ、糸くずが散乱している。決して他人様は入れない。
片付けるつもりはない。パッチワークに明け暮れる部屋なのですが、
この部屋にいると、いろんなことが自然体で考えられる。

ストレスというほどたいそうなものではないが、
生きていれば、嫌なこともたくさんある。
私に限って言えば、義母の一言などは、憎しみの対象になったりする。
何年も前なら、力関係も近接していて
「もう〜一体何考えてるんだか!!」と腹立たしくなって、
ぷりぷりすることも多かった。
しかし、最近義母の力も衰えて、健康、経済力もすべて私が優位になり、
義母の一言に、腹を立てることもなくなった。
義母の言う事をきちんと聞いて、その通りにしなければ、いけない・・と思う。
そうすると自分の思うようなやり方ではなくなるので、その事にいらいらする。
いらいらするから、憎んだり、怨んだりする。
憎んだり怨んだりする事はいけないことだと思うから、これがストレスになる。
しかし、本当は憎んだり怨んだりしてもいいのです。
こんな感情を持たないようにと悩むより、さらりと憎む方が、ストレスはすくない。

私達を取り巻くいろんな状況のなかで、憎ったらしいことは、憎めばいいし、
腹が立つことには、さらりと腹を立てればいい。
泣きたい時には、さらりと泣けばいい。
怒鳴りたい時には、さらりと怒鳴ればいい。
我慢するより、よっぽどいい。

憎しみや怨みと同様に、
子供に対する愛情も、夫に対する愛情?というか要求も、
過度になると、お互いのストレスを生む。
若い頃ののめり込む強さはないかもしれませんが、
何事もさらり・・・・さらりと・・・・