ちょっと立ち話 | 持つべきものは・・友人 | 2001/2

某会社で新俳句が公募されている。
特別賞の賞金50万円。これに目をつけた私は、あれこれ考えていた。
一つ練っては、う〜ん。もう一つ練っては、あ〜〜
どうも、田舎クサイし、ウィットに富んでいない。
締め切りまで、あとすこし・・・丁度そんなとき、
鴨がねぎ背負って、いえぃぇケーキ持ってやってきた。

私はとっても幸せな人で、才能豊な友人が多い。
彼女達と人生のウンチクを語っていた時、ぃぇ
普通のおしゃべりをしていたとき、私の悪知恵はキラリと光った。
「ねぇ ねぇ 私に川柳を六句作ってちょうだい!?」
「一句1000円で買う・・・」

おしゃべりで黙っていられない私は、キラリと光った悪知恵を、
とうとう、披露する羽目になった。
「あのね、俳句を応募して、賞金を獲得するから、
投資として、六句ぶん、1000×6=6000円
賞金50万円だから・・・49万4千円の儲け。」
「あなた達の才能を活用すべきよ!」
名案だったのだが、・・・
「特別賞受賞インタビューがあったら、どうするの?」
「やっぱり、まずいわよ。人の作ったものをもらうのは・・・」
「いいの、いいの。気にしない〜」

≪私が小学生だったころ、給食の標語を作る宿題があってね。困っていた時、
≪父がちょこっと言った言葉を書いて提出したら、
≪なんと、市長賞をもらったの。立派な賞状だったけれど
≪自分の言葉ではなく、父の言葉で、賞をもらったことが、
≪いまでも、心の傷になっているよ。

純情派 K さんが、そんな話をしてた・・・

しかし
そのときの私達3人はもう特別賞を受賞して、50万円獲得していた。
話しはどんどん展開する。
純情派 K さん:「50万円獲得の秘密をすべて知る私が一番に殺されるわね。」
理性派 N さん:「いいえ、作った私がこれをネタに恐喝するから、私も殺される。」
私:「私は50万円のために2人も殺人するのかぁ」
俳句殺人事件!

「あなた、自分で作りなさいよ。やればできるから」
「そうね、作る、作る。賞金獲得したら、食事に行こうね。」
「喜びの報告を待っててね。」
「今日はケーキありがとう。」
「じゃ、またね。」
いつものように、声をだして笑って、いつものようにさようなら。ありがとう。

本気とも、冗談ともわからない。いえいえ冗談です。(笑)
だって、「応募作品は本人が創作した未発表のものに限ります。」 だから!
同席していた娘も、あきれて笑いこけた。
「お母さんの友達って、お母さんを筆頭にみんなボ〜っとしてるよね。」