ちょっと立ち話 | 考える 虫めずる姫 | 2001/1

みの虫の着替えに、何時間くらいかかったのかしら
きちんとした時間を調べようと思って、あちこち、みの虫を探した。
庭中、公園、何故か、一匹もいない。
不思議な気持ちになった。一体如何したのだろう。
そういえば・・・・
毎年6月、玄関先のモッコクの木を困らす、葉巻虫が少なかった。
主任庭師の私は、毎年この時期には、駆虫剤の散布をするのだけれど、
去年は、新芽に隠れている幼虫を、つまんで捨てたくらいで、
たいそうな被害はなかった。駆虫剤も散布しないで済んだ。

初夏、ベニカナメに多くいる、イラガムシも少なかった。
このイラガムシは、ちょっと触れただけで、ぶちぶちっと赤い湿疹ができて、
激痛がはしる。たいそう痛いので、私が、退治!
すこし大きくなって、むくむくと肥ってくると、ちょっと腹立たしいので、
卵から、幼虫になったばかりのころ、
さあ〜これから葉っぱを食べるぞ〜 と整列しているところを、
割り箸を片手に、こそぎおとす。
それも昨年はしないで済んでいる。
そういえば、カイガラムシもいない。

私の住んでいる島根県は緑も多く空気も澄んでいて、
過疎化問題を抱えているが、非常に住みやすい。
出身は島根県ではないので、えこひいきはない。
しかし、見た目に反して、昨年の調査では、日本一ではなくなったらしいが
ダイオキシン汚染は、かなり高いランクに位置される。
不思議な気持ちがするが、これは事実
理由ははっきりしている。
大きな声では言えないが、いや、大きな声で言ってもいいです。いえ、
はっきり立証できないらしいが・・・
中国大陸からの大気汚染は偏西風にのって、島根を汚染している。
松枯れは西側でひどく、明らかにこの汚染の影響と考えられる。
この汚染と、みの虫、葉巻虫、イラガ虫の激減とは関係ないかもしれないが、
でもな〜
いや、なんか、あるかもしれんぞー 

虫君たち、子孫をつくれないのかな〜
人間だって、・・・
トリブチルスズ等の環境ホルモン汚染で、
女性化、男性化なども証明されている。
女性の薄毛、男性の性能力低下などなど・・・あるかも
女性にリアップ、男性にバイアグラなんて言ったら、おちゃらけになるけれど、
年明け、手塚治虫の本から始まり、
虫のことあれこれで、ちょっと真面目に考えた。