ちょっと立ち話 | 好きな言葉 | 2000/12

今、高校1年の次男のこと。
独特な個性を持っている奴!だが
彼のおもしろエピソードはかぎりない。ちょっと紹介すると・・・・・

小学4年生のとき、靴をびちょびちょに濡らして、学校から帰って来た。
いつものことだから、別になんということはない。
遊びに行くと言ったけれど、替えの靴がない。そのときは、私の靴を履かせた。
紐がピンクだったが、そんなこと気にする様子もなく、飛び出した。
翌朝、「お母さん、靴は乾いた?」と聞いたが、『あっ、乾かしてない。ごめん。』
そんな会話をしたが、「そうかあ」っていって、次男は普通に学校に行った。
昨日遊びに行った時の私の靴を履いて学校に行ったのだと思っていた。
夕方、いつものように、おおきな「ただいま〜」と言う声で、帰って来た。
しかし、裸足。
『裸足で、どうしたの?』
「だって、今朝、靴が乾いてなかったから。」
『えっ?』 『ひょっとして、裸足で学校にいったの?』
「うん」
「今日ね、社会の時間、郊外学習があって、僕が裸足だったから、
先生がびっくりして・・・」・・・・・・

小学2年のとき、縄跳び大会のクラス代表に選ばれた彼は、
朝一番に登校して、放課後遅くまで残って、ひたすら練習した。
明けても暮れても、とりつかれたように一日中縄を飛び続けた。
授業にもでないで・・・・・しかし
担任の先生は、この子を授業に連れ戻さないで、
よく話しをきいて、縄跳び大会が終わるまで、という約束で、
授業中も好きなだけ縄跳びをさせてくれた。
おかげで、ハヤブサ??飛びっていうのも習得して、
低学年ながら結構いい成績だった。
他人の子供なら、面白がっていられるが、
自分の興味のあることにしかエネルギーを発揮しない子に、心配もする。
これで、すむんだろうか・・・・

最近、ずいぶん大人になったと思う。読書量も多い。
<<読書百遍、意、おのずから通ず>>ではないけれど、
解体新書の「フルヘッヘンド」や、勝海舟が「I」を理解したように、
何かを得ているのかもしれない。ときどき博識ぶりを披露してくれたりする。

小学2年の時の担任の先生から、この言葉をいただいた。
子供のことで、焦りがある時いつもこの言葉を思い出し、力づけられる。


明日

はきだめに
えんどう豆咲き
泥池から
蓮の花が育つ
人、皆に
美しい種あり
明日、何が咲くか

「安積得也」