ちょっと立ち話 | 死ぬかと思った | 2000/11

抱腹絶倒人気サイト”やぎの目”の「死ぬかと思った」からヒントを得て
さっそく私の「死ぬかと思った」・・・・

ここにも掲載してある「水銀入りカレー事件」も死ぬかと思った・・の一つなのですが。
数日前、ある大型スーパーに行った時の事。
入り口に、アフリカのインコように色とりどりの髪をした16〜17歳らしき少年たちが
たむろしていた。
べつになんかしていたとかそういうのじゃない。しかしちょっと足がすくんだ。
落語家”林家彦いち”の出し物(睨み合い)を思い出してしまった。
「ざけんじゃね〜よ」
(えっ?だれもふざけてなんかいないんです。)
「うざいんだよ〜」
(わ、わたしが側を通るから?)

こころがこんなにも怯えているのに、私ったら、エネルギーが逆流してしまって、
まっ、”居直る”状態になってしまって、つい、言ってしまった。
「あなたたち〜こんなところに集まってると、皆が通りにくいよ。なんか、怖いんだから・・・」
満面の笑顔はしていたつもりだけれど・・・・しまった!と思った時にはすでに遅し。
4人だったか、5人だったか、よく覚えていないが、いっせいにギロッとにらまれた。
いつもはボーとしてるのに、こんなときにはコンピューターの様に頭が働いて、
(スーパー入り口で強姦リンチ殺人。またまた凶悪少年犯罪!被害者は主婦Aさん)
新聞の見出しがよぎった。・・死ぬかもしれない・・・
何故強姦リンチ殺人なのかはよく分からないが、とにかくそう思った。
一人が口を開いた。
「こわいっスか?」 『はい』(神妙にはいと答えていた)
同じ年頃の子供が二人もいる私は、なんか急におおきな気持ちになってしまって、
『その髪の色がね、ちょっとびっくりした。でも、なんだか似合ってる気もするけれど。』
といってしまった。
別れぎわに「おばさん、かわいいね。」な〜んて言ってもらって、
いい気になってその場を離れた。
あとから、家族には無謀だ!といわれたが、なんとなく ホワ〜とした。

”死ぬかと思った”ということは結局死なずにすんで、
めでたし、めでたしで、笑って終わるという事だった。