ちょっと立ち話 | 一人旅 | 2000/11

10月の終わり、ふらり一人旅にでた。
学校がお休みの土曜日だったし、夫も仕事で遠方に出かけるので、
食事のことなど、あれこれ不自由をかけることもない・・・・ので。
夫のしぶしぶの許可を得た。
家族に遠慮することもない!?と思ったが、やっぱり、みんなに敬意を表した。
47歳のおばさんの一人旅。何を心配するのか・・と思ったが、
あれこれ心配になるらしい(笑)ナンパされるわけでもあるまいに。(笑)

旅に出かける心情などは、また別の機会に話すことにして、
家にいてはけっしてありえない出会いもあった。
新幹線に乗っている1時間30分の短い間。
10年の付き合いがある人でも、これほど心に響いた女性はいないだろう。
歳も私と同じだった。
木つくりのおもちゃの企画をしたり、デザインしたりするお仕事をされており、
物腰、お話の仕方、お声など、涼やかで落ち着いておられた。
口角泡を飛ばす話方をする私のような者には、「かなわん!!!」と思う。
お互いの家族のこと、旅する事、これからの事、休み無く話した。
しがらみも、生活背景も、お互い全く知り得ない関係だったから
心を開くことができたのだろう。

それにしても、一人旅。緊張してました。
電車の待ち時間。自販機のコーヒーを飲もうとしたけれど、
カップもコーヒーも出てこない
仕方ない。隣りの男女に自販機の使い方を聞いたら、
(いまどき自販機の使い方聞くなんて)
「110円だから・・60円しか入ってませんよ。」
あっ、100円と50円を間違えたのだ。

「不確かで何しでかすかわからん!」と夫に叱られることの多い私は、
自重に自重。また自重して、
お弁当作りからはじまるいつもの生活にもどりました。
夫の寛大さに感謝します。

今回の旅行で得た教訓。「求めなければ、得られない」
しかしですね、「求めたからって、得られるもんじゃない」でもありますが。