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ちょっと立ち話 | イナバウア | 2006/2


トリノオリンピックも終わった。
どんな世界的な選手だって、金メダルを取るって大変なんだとつくづく思う。
その中で、荒川静香選手の活躍は特別光っていた。
競技そのものが素晴らしかったのは言うまでも無く、
取材報道される彼女の有り様は、いろいろな悲しみ喜びが詰まっていて
強く生きるってどういうことかと、この歳になって改めて考えさせられた。
解説者の「天使のスケーティングとなって、氷上に花開いた」とは
まさに言い当てていると感心する。
荒川選手のドレスはブルーだった。
その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし
失われた大地との絆をむすばん
(『風の谷のナウシカ』のおばば様の台詞)
我ら凡人が考えることはいともたやすい。氷上に上がったら、くるくる回転できないにしても
両手を横に広げて、リンクを大回りくらいはできるような気がする。
「今度時間が取れたら、アイススケートに行ってみない?」
『いや〜そんな人ばかりで込んでいるんじゃないか?』
「自転車乗りと同じで、ちょっとすれば思い出すんじゃない?」
開脚をして、前屈をして、それだけで関節技をかけられたように、あいたたた・・・・・
前途多難である
全国的なブームになっているイナバウアー
我が家にも例外なく入りこんでいて、おかげ様で肩こりがすっかり良くなった。
「そこの新聞 取ってくれないか。」
はーい!私のイナバウア
「TVのリモコン取ってくれないか」
はーい!私のイナバウア
私の眼鏡は・・・・あら、あんなところに。イナバウア〜
万歳みたいなイナバウアーも近いうち、きっと、きっと荒川選手みたいに。
リーテ ラトヴァリタ ウルス アリアロス バル レトリーヌ・・・・イナバウア〜
(『天空の城ラピュタ』の復活の呪文)