ちょっと立ち話 | 娘への思い |


男、男、と続いて次に生まれた女の子。只今中学2年生。
上二人の子と比べて、特に違う感情があるわけでもないけれど、
いつも私の周りにいる。自分のこと、学校のこと、部活のこと、よくまあ話す。
感情もストレート。しかし、これがなかなかの曲者で、
よく話すのに、私からのコメントを嫌う。
あんまりの悪口の連発に「いい加減にしなさいよ。」と言おうものなら、
「お母さんはなにも知らないのに、私が学校で、どんなに我慢してるか〜∞*▽◎±¢$&*!!」
ですので、私はもっぱら、
「ふ〜ん」 「それで」 「まあ」 「なんと」 「そりゃいけん」 「おやおや」
これを繰り返す。今日もひとしきり話した後、すっきりした顔して、さっさと立ち去った。
なんとも妙な気持ちになる。
まっ、こう言うことでしょと思ったが、こう言うことの説明ができない。

子供にもいろいろな性格があって、こういう時にはこういう対応なんて、
ノウハウがあるわけもない。何かあるごとに、どうしたものかなと立ち止まる。
鼻っ柱の強い子には、内角低めの変化球を投げつけて、三振をとってやろうと思うし
自信をなくした子には、ど真ん中の速球で、ホームランを打たしてやろうと思う。
しかし、これが、うまくいかない。
親もコントロールを乱すし、内角低め変化球も、ホームランにしてくるし、
真ん中速球のストライクでも、三振する。
要はにこにこ笑ってエールを送るしか手がないのですが。

あれこれ、考えていたら、TVを見ていた娘がふたたび登場してきて、
私に注進した。
「細かいことまで、ぐちぐちいう母親は、
子供を引きこもりにさせる確率が高いらしいよ。」
『お母さんそんなに、細かいかなあ』
「あっ お母さん、足らないくらいおおざっぱだから、大丈夫でしょ。」
偉そうに言い放って、立ち去った。

どんな娘になるのかなあと想いを馳せる。
誤解されるのをを承知で言いますと、なるだけわがままが似合う子に!
好き嫌いがはっきりしてて、思ったことを率直に言えて、
それでもって魅力的な子に。
そんな子になれるかしら。もし想いどおりそんな子になって・・・
そんな娘、貰い手があるかしらん?