ちょっと立ち話 | 小噺(その1) | 2003/10


毎年毎年、地区の体育祭で目立つことを何よりの喜びとしている私は
今年も二人三脚でのごぼう抜きをもくろんでいたが、なにせ、30代の枠しか空いてない。
いくら自信過剰の私だってそれはなんとも・・・・
ということで、別の種目の出場となった。「タイヤ運び」
男女二人がタイヤに棒を通して担いで走る競技だ。
8チーム中7位でバトンをもらった。
運もよかったが、すぐに6位になり、5位までもうちょい。
色気を出した私はどうしても もう1チーム抜きたい。で すごいスパートをしたら。。。
膝が”がくん”となって 絵にかいたような大転倒をしてしまった。
バレーの選手の回転レシーブのような大前転をして、擦り傷一つなくゴールしたが。
まっ なによりなにより。

4月に我が家の犬が死んでしまって、12年間の仕事だった散歩から解放されたが
この数ヶ月の間に膝はまったく弱っていたようだ。
毎日運動するって大切だったんだよね。
『来年から安請け合いして、走る競技には出るんじゃないぞ』
『いい加減にしないと、アキレス腱を切るようになるぞ』
そんな話、全く耳に入らない。
「やっぱり体を動かして、鍛えなきゃダメね。毎日散歩できるから、また犬を飼おうか」
『大変だから犬は止めたほうがいいよ』
「じゃ深夜になっても良いから、健康のために一緒に散歩しようよ」
『・・・・・・・』
「そうだ!ねぇねぇ、犬ごっごという事にしようよ」
『・・・・・・・』
『どうせ、僕に犬の役をしろって言う話だろ』
「まさか・・・・散歩、散歩 walking の話ですから」