ちょっと立ち話 | 第2の男 | 2002/10


星ほど数ある本の中で、これ!と ぴたりとくる出会いは難しい。
古本屋さんにも通うけれど、新刊となると、油断すると10000円が飛んで行く。
そんな贅沢は学資貧乏の私には許されないし・・・・ということで、
私は”本屋さん立ち読み常習犯” 得意は斜め読み。
先日 くすっ とくすぐるフレーズに出会って、ちょっと長居をしてしまった。
「第2の男を探す」・・・なるほどね・・・

浮気者の私だけど、結構律儀なところもあって、ここ!と決めた美容院はマメに通う。
末の子が生まれ、3人の子を抱えていた頃には、束ねることができるくらい伸びてしまったけれど、
その時以外はずっとショートヘアーだから 一ヶ月に一度は美容院のお世話になる。
最近まで通っていた美容院。お気に入りの店長さんが転勤してしまった。
次に担当された美容師さんは、ちょっとどうも・・・
また次に担当された美容師さんは、もっと ちょっとどうも・・・
お店を変えようかなあ・・・・・でも・・
あのツンツンヘアーのナウイボクちゃんのシャンプーとマッサージは、失うには惜しい。
えっ?ナウイは死語ですか?モダンなボクちゃん。。もっと死語ですか?じゃ今風な彼。
男性の太い指で包み込むようなシャンプーはほんと、気持ち良い。マッサージも上手。
しかし、残念ですが、お別れです。

次の美容院を探さねば・・・

「この町で 一番腕が良いと思うよ。」という友人の紹介で新しい美容院に立ち寄った。
指名した店長さんはデザインを決める鏡の前で、私の髪をしばらく バサバサ触った。
私が一番可愛らしく(笑)見えるデザインをあれこれ考えてくれているようだ。すべてお任せ。
さて、シャンプー。
今回担当してくれたモジャモジャヘアーの彼も、シャンプーの技はなかなかのもの
自分の気持ちは”率直に言葉で伝える主義”の私は、彼に向ってこう言った。
「今まで何百回もシャンプーをしてもらいましたが、あなたほど気持ち良いシャンプーをしてくれた人は他にいません。」
『いえ・・あ〜・ありがとうございます。感激ッス!!』
しばらくおばさんトークのヒップサービス おっと・・リップサービスで盛りあがって、
私は始終上機嫌。
マッサージの時も 『凝っていますね。』って言いながら 長く丁寧でしたよ。
眠くなって こっくりするほどです。極楽極楽

ちょっとここもんで!と夫に頼む以外、私の肩をもんでくれる人は。。。いない。
かくして、ツンツンヘアーの彼から、モジャモジャヘアーの彼が 私の第2の男となった。
月に一度のお付き合い。
デート費用は全額私持ちで、5000円でお釣りがくる。
そういえば、本の作者も言っていたなあ
第2の男、年齢が25〜30歳なら、デート費用は全額負担。
まっ 相場でしょう。
カットの仕上がりは・・・私が一番可愛らしく見えるデザインのようです。
第1の男がそう言っておりましたから・・・・