ちょっと立ち話 | 水銀入りカレー事件 |

最近新聞をにぎわす事件と言えば、青少年の凶悪事件、保険金殺人・・・・
母親が子供に、気管支拡張剤を多量に服用させて、
保険金を受け取るという、耳を覆いたくなる事件が起こっています。
こんな事件を聞くと、本当に胸が痛みます。
同時に、私には腹?が痛む事件が思い出されます。
腹が痛む?
う〜ん笑いすぎて腹が痛むというのと、ちょっと似ているかも。

私は生来弾みやすくて、収まりにくい・・おっちょこっちょいのたちで、
しかも気になったことは、そのままにしておけない。

夕飯に、カレーライスを作っていた時の事。
ふと、テーブルの上に体温計を見つけました。
いまならピッピッと鳴る電子体温計なんですが
ずいぶん前は水銀体温計、使う前に、振って使うあの体温計です。
中の水銀が、いっぱいのところまで上がるのを見たくなった私は、
体温計をカレーのお鍋の中に突っ込んだのです。
薄い薄いガラスで作られているのですから、
急激な温度変化で、割れてしまうのは、当然の事。
あっと思うまもなくガラスの破片と、水銀は、たちまちにして、お鍋の中。
まさか、ガラスが入ってしまっては、カレーは台無し。これはいかんぞ!
おたまで、奇跡的に、ガラスは排除成功。
問題の水玉坊やのような水銀は、どうしようもなくカレーの中。
そこで私は考えたわけです。まっ、いいかあ。

楽しく夕飯を終えたあと、
”今日のカレーは、水銀入りカレーでした!”というわたしの陽気な一言で、
主人は、”なにぃ?”・・・・・
すぐさま夜間救急対応の病院にTELして、すべてを打ち明けると
”ここでは即答できません。筑波の救命救急センターに問い合わせますので・・・・”

大丈夫です、という答えをもらうまでの、長かったこと。
家族みんなが、牛乳を飲んで、じっと固まって、
目が点になっていたのですから。
でもね、あとでカレーのお鍋を洗っていると、
水銀玉が、ころころと転がってでてきたのですよ。
水銀って、重いし、お鍋とおたまの死角に水銀玉は、ひっそりと沈んでいたらしい。
いまでは、もう、伝説となっておりますが。