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ちょっと立ち話 | | 2009/5


昨年4月15日に逝ってしまった義母の一周忌を終えた。お墓を掃除しながら想う
結婚してから29年 夫は長男だったけれど、夫の両親と同居することは一度も無かった
義父は13年前に逝ったので、義母は13年間、一人の生活だった。
3人の子供のうち、2番目の次男とは同じアパートだったし、
3番目の長女は車で数分の近所にいたので、まったく一人ぼっちってことは無かったはずだ
しかし、長男が面倒を見るべきものっていう潜在的願望のようなものがあったのだろうか、
そばにいない私達への不満が募っていた。年寄りを一人放っておいて・・・・とよく言われた
承知していたからといってもどうなることでもないし・・・・・
膵臓癌が見つかってから手術後 入退院の繰り返しだったから、私達と一緒に住むように頼んだけれど
かみしもを着たような生活は嫌だと言って、我が家にやってくることはなかった
車で片道3時間の道のり。日帰りでは顔を見に行くだけで、なんの役にもたたない
「お母さんの言うことは違う」と思ってても、そうじゃないと思うばかりで、私はけっして反論しなかった
言っても無駄だし、後味が悪くなることだけのこと。
「gakikkoは返事は”はい”って良いけれど、言うとおりにしないねぇ」とよくいわれた。
世間話をして大笑いすることも無かったし、いつも他人行儀で最後まで心打ち解けないまま。
お互い不幸なことだったと思う

昨年暮れに長男が結婚して、私はめでたく姑になった。
たぶん一緒に住むことも無いと思うけれど、さて、どういう立ち位置に入れば良いのか迷う
職場の若い人たちのそれぞれの姑さんへの愚痴を聞くたび、
へえそんなことも気に入らないのか、ってこともたくさんある。
難しいものみたいです
だんだんに 義母の気持ちがわかるような気がするけれど、あのやり方はやっぱりだめだったよ。
私はこれだけは守ろうと思う
自分の娘が結婚して、お姑さんにこんな言われ方をされたらいやだなあって思うことは決してしないこと
私はみんなにほめられるような、かっこいい姑さんになりたいんです
だからみんなで私をほめてください。
私、お母さんをほめたことは無かったです。ごめんね